広告を通して
タレントのファンに
想いを届けたい
ビジネスプロデュース本部
入社5年目
内村 恵実


タレントキャスティングを担当するBP本部(ビジネスプロデュース本部)に所属する内村恵実さん。
入社5年目を迎え、現在は先輩と一緒にキャスティング業務に携わっています。
学生時代にチアリーダーだった彼女は、人を応援することが大好き。特にタレントを応援しているファンの方々に対する思い入れが強く、「ファンの目にどう映るか?」までを考えてキャスティングをしています。想いを伝えることの大切さを、内村さんの話から学べることでしょう!

小さな情報でも
企画が膨らむ仕事
キャスティングとは、クライアントの意向に沿ってタレントをCMやイベントなどに出演してもらうよう調整をしていく仕事です。日頃から候補者をすぐ出せるようにアンテナを張ってタレント情報をストックし、企画内容に合わせたリスト作成、撮影の調整・出来上がったCMの確認や契約まで、一連の作業を全て担当しています。
私の場合、企画が上がって来た時にいつもワクワクしてしまいます。色々な事務所さんと日々コミュニケーションを取っているので「あのタレントは実はペットが好きみたいだよ」などの独自情報が手に入ることも多いんです。そういう世に出ていない情報を企画に加えて提案することで、周りの反応が一気に変わる所が面白いですね。タレント情報通になることは間違いありません。タレント業界に興味がある人には打ってつけの仕事だと思いますよ!

リモートワーク
によって様々な
企画会議に参加できた
コロナ禍に対応してリモートワークが増えた事により様々な会議に参加することができるようになりました。
私が広告業界に入って最初に驚いたのは、ひとつの仕事の裏には、大勢の人達が関わっているということ。例えば、商品のキャッチコピーひとつとっても、そのコピーが生まれた経緯や思い入れを知ることで納得感が違ってきます。そうなると新しい発想も生まれてきます。広告は関わる人が多い業界。対面だと会えないような人の意見や考え方を知ることは、仕事経験だけでなく、人生経験を養う場としても役に立っています。
誰かのキッカケに
なりたくて……
私の就活は、タレント事務所のマネージャーと広告代理店の2方向で探していました。その時に電通キャスティングアンドエンタテインメントを見つけたんです。ここでなら「タレント事務所に関わりながら、広告の仕事もできる」とまさに私の希望とピッタリ。すぐに応募しました。
私は昔から「誰かの人生のキッカケになりたい!」という想いがあり、まさにこの会社でならそれが実現できます。私の提案した無名のタレントがCMをきっかけにしてブレイクしていく姿を見ていくのは、仕掛ける側ならではの達成感を味わえます。SNSで自分の携わった広告やタレントが「この子すごい」とか「好きなタレントがCM決まって嬉しい」とかで呟かれるのもうれしいです。

ファンの存在が
私の人生を変えた
そもそも、私がこの業界に興味をもったのは、小学校6年生のときに初めてあるアイドルグループのコンサートにいったのがきっかけでした。ステージ上のアイドルが恰好良かったのは当然ですが、もっと衝撃的だったのは会場にいたファンの人達。大学生くらいのお姉さんたちが皆すごく楽しそうでキラキラ輝いていたんです。同じブランドやアイテムを身に付けて、とても可愛かった! その瞬間「私もこういう人達みたいになりたいなぁ」と思いました。普通なら、雑誌のモデルとかに憧れるのですが、私の場合は会場にいたファンのお姉さんだった。そこからですね、ファンを強く意識するようになったのは……
ファンの方に届く
ものを作っていきたい
ファンの存在に興味を持った私は、大学時代にはその心理を研究するゼミにまで入ってファン心理を学びました。それからは何かイベントに行くたびに、ステージ上のタレントとともに会場にいる人達を必ず見るようになりましたね。
提案タレントを考えるときもただ認知度をあげるだけではなくて、ファンの人たちが喜ぶような広告とタレントのマッチングを常に考えています。なぜなら、そのタレントのことを一番知っているのがファンの方々だから。
まさかファンに興味を持つという私の癖が、仕事に役立つとは思ってもいませんでしたね。

休日のリフレッシュ法は
LIVEや舞台!
コロナ禍になって足を運ぶ機会は減りましたが、OFFの日はLIVEや舞台などを観に行きます。非日常の空間を感じることは、私にとっては大事なリラックスタイム。他にも体験系のイベントが好きです。例えば、インスタグラムなどにラテアートの体験会などがあれば参加をしたり。でも最近はイベントの内容よりも、ファンに興味という流れなのか、そこに来るお客さんが気になってしまうんです。一緒に来た友達からは「キョロキョロし過ぎ」と注意されるほどなので(笑)
組織の大きさは
後で必ず役に立つ
電通グループに入社して良かったことのひとつは、グループ会社まで含めると大勢の人が一緒に働いている点です。私が新人研修をしたときは、同期入社は100人位いたと思います。
そのときに同じグループになった同期とは仲良くなって、研修後の今も連絡を取り合っています。新入社員時代は経験が浅いので悩むことが多くありますが、同期と連絡を取って相談することで客観的なアドバイスをもらえ心の支えとなりました。
この繋がりは新人時代だけでは終わらず、何十年か経ったときに、社会や広告を動かす上でも重要な繋がりになっていると思います。組織の大きさや人材の幅広さは、入社して時間が経てば必ず役に立つはずです。

「これが好きだ!」
という気持ちは伝わる
今、リクルートを頑張っている人へ、私は「諦めないで!」と伝えたいです。
と言うのも、実は私、途中で諦めかけたことがあるんです。そもそも広告業界の就活は、始まるのが早いのに最終決定までの時間がかかりがち。周りの友達が次々と内定をもらうのを見ると不安が大きくなり、私もそのひとりでした。焦った私は選択肢を増やして、他業種への就活も始めました。でも気が付いたんです。一次試験を通ったとしても、思い入れがない業界だと何を話していいのか分からないんですよね。
「これが好きだ!」という熱い気持ちは、やっぱり伝わります。私は選択肢を増やすよりも、自分の好きなことを追求してそれを伝える努力をしたほうが良いと思います。ぜひ、負けないで挑戦を続けて下さい!